2002-03-13 第154回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第3号
もともと水越え堤というのは、昔は住宅じゃなくて近所は遊水地帯でしたから、堤防の決壊を防ぐために、一メートルぐらい低くしたところをつくりまして、そこへ遊水地帯をつくる、こういうふうな堤防保全のための知恵だったわけですけれども、今、遊水地帯はなくなっちゃって、みんな住宅が建っているわけですね。ですから、遊水地帯を流れる水は全部浸水になるわけですね。
もともと水越え堤というのは、昔は住宅じゃなくて近所は遊水地帯でしたから、堤防の決壊を防ぐために、一メートルぐらい低くしたところをつくりまして、そこへ遊水地帯をつくる、こういうふうな堤防保全のための知恵だったわけですけれども、今、遊水地帯はなくなっちゃって、みんな住宅が建っているわけですね。ですから、遊水地帯を流れる水は全部浸水になるわけですね。
そういうような状況の中で、特に私は、いろんな御高説をいただいておるわけでございますが、現状を知らないあるお方によりますと、上流地の遊水地帯は残しておくべきだ、遊水地帯はつぶしたらだめだというような話を、それも説の一つとしていただきました。 しかし、ちょうどまさに私はその上流に住んでおる人間なんですが、中流のちょうど岩津というところから上はほとんど無堤地域です。
しかしながら、現実問題として、下流ができない、第十堰の周辺がきちんとできないがために、実は上流というのは毎年それこそ遊水地帯の役割を果たさざるを得ないような状況があるわけであります。 ですから、先般も、いわゆる推進というか、可動堰推進の署名が三十二万人も集まった。実は私の周辺の町村では、六割以上の町民の皆さん方が署名をなさっておられます。
しかし、遊水地帯のあったところですから、今回も、公共施設として一番大きなものとしては美術館一階が完全水没ということもあったわけですが、公共施設の数としては旧市街地ほど集中していないということになりまして、激甚災害の指定にはほど遠いという状況になっております。 しかし、その一方において、個人の被害とあわせて、商工業の被害というのは非常に大きな被害となってまいるわけでございます。
ところが一方で、河川の堤防等は、かつて遊水地帯があったときのような水越堤防のままで放置されている。そうしたことから、このような大雨が降ってまいりますと、堤防を越した水が大量にそういう地域に流れ込んで、大きな被害になったというふうに考えております。 そして、その結果として、高知市だけでも、床上浸水が一万二千二百五十五戸、床下浸水が七千六百九十六戸。
今回もそれは機能しまして、全面的な決壊はなかったわけでございまして、被害を最小に食いとめたとも言えるのですけれども、その遊水地帯であるべきところが今は宅地になっております。全部宅地です。ですから、ここは必ずもう浸水するという地域になってしまっているわけです。 ですから、私は、今回、これを教訓にしまして、舟入川とそれから国分川を激特指定にいたしまして、この水の管理を、やはり連続堤にすべきだ。
それがことごとく、山が荒れてきた、遊水地帯がなくなってきた、いろいろな事情で予想以上の水が流れてくるから災害が起こるのですよ。昔のような日本が貧しい時代の水が流れてくるのと、浸水するのと今は違うのです。国民の所得もふえた、機材もふえた、生活も豊かになった、それがばっさり水に浸るわけだから。 だから、鹿児島を視察されたのは大変御苦労なこと、よかったと思いますよ。
つい最近も、群馬県の桐生川に堤防のないところがあるからうちの解放同盟の幹部が、これはもう部落だ、こう言って、最初に行った人がそういう分析をして調べてみたら、まさにそこは遊水地帯で部落であったのであります。それは建設省に言って堤防をつくってもらいましたけれども、指摘をしたところしかできていないという問題があるのですね。
じゃ、部落のところに堤防をつくらずにおってほかのところへ堤防をつくって、大水が出たときにだあっと遊水地帯にして流しておったという長らくの状況というものは、環境庁は全然関係ないのですか、これは。
私が現地を見に行って、何でここに堤防がないか、部落は遊水地帯になっておるではないか。それは何か建設省がやりますというから、やるならすぐこの秋からやれ、それならやりますと。 これは簡単に言うと、気づいたところからできる。気づいたところからできるということは、一見何事もなきがごとく見えるというのは、差別に対する不感症になっておる者から見れば何事もないのです。
そして、そのずっと下流の渡良瀬川のところには遊水地帯があって、そこに今ため池をつくって、これが埼玉県や東京やというものの水源地になっていくわけです。その一番上流ですよ。だから、建設省としても、これだけの大仕掛けのこの松木沢のところをどうぞお使いくださいという態度をとられるのかどうか、これは建設省の見解を聞きたいと思います。
それから十年か十二、三年たったかもしれませんが、四国の鏡川という川の堤防がやはり部落のところを遊水地帯のようにしておるということで、交渉を行いまして、これはもう早速やってもらったのであります。それから、これは二、三年前のことでありますが、群馬県の桐生市の桐生川の問題であります。これも部落のところが遊水地帯のようになって、大水が出たらどっと部落の方に流れ込む。
例えば群馬県桐生市を流れる桐生川で、ごく最近まで被差別部落を遊水地帯のごとくに扱っていた、そこにだけ堤防がなかった。あるいは高知県の鏡川にもそういうようなことがあったという事実。広島県の芦田川もそうであった。
いわゆる洪水地帯あるいは河川の遊水地帯、そういうところは今調整区域でやっていますが、皆底抜けですから。大臣も知らないでしょうけれども、建設省来ているから答えてもらっても結構です。 建築許可申請の書類なんていうのは三年で没なんですよ。だから子供が一人いれば、家を、三年たてばまた申請すれば四条で許可になる。四条でどんどん何軒も家を建てていけるのですよ。そしてまた売るのですよ。
ちょうど坪井川が遊水地帯としての北の守りというようなこと等もありまして、これはもう随分長い間さいなまれてきたわけでありますが、おかげをもちまして今回はさほど被害も出なかったということで喜んでおるわけであります。
確かに緑がないようなことになってきたら都市住民にとっても問題だし、あるいは何か災害が起こったときに避難の場所にもなるだろうし、また水害なんかの場合に遊水地帯としての役割も果たすだろうから、いろいろな意味を持って都市の中における農業というのも重視しなければならないと思うのです。
これは遊水地帯であった。戦前ですけれども、干拓をやりまして立派な農地として育ててきたわけです。ここは農振地域として今も進めているわけです。ところが、上流部分に市街化が進んできた。十五万、二十万という町がどっと周辺にできてくる。これを優良農地として育てようとしても、上流部分の対策がきちんとされていかないとこれは育たないのです。迷惑を受けてきている。
あるいは中小河川の対策にも遊水地帯として必要になっているし、あるいは緑地としても必要になってきているし、いろいろな意味で都市農業というのは総合的に見ていかなければいかぬ。そういうやさきにこの転作奨励金の加算の市街化区域除外という問題が出てきた。これは本当にやる気で相談が始まっているんだろうか。
五十一年の九月十二日の長良川の堤防が決壊したときも、あそこは安八のやはり遊水地帯と申しますか、曲がっているところを真っすぐにしたんですね。水の性質からかどうか私たちよくわかりません、素人ですから。しかし、あの堤防は旧水路に沿って下から崩されてきたということが地元では言われておりまして、人災か天災かということでこれは裁判にもなりましたね。
しからば、今度はそこに堤防ができることについてもう一遍承りたいわけですが、この新堤をつくるという計画はいつおつくりになったかということと、これに関連するわけですが、ここに新堤をつくって、その遊水地帯と思われる部分が直線的に堤防で仕切られますと、私も現地を常に見ておるわけですが、そこはかなり水が当たる場所ですから、その水が当たったら反射的に今度は、木曽川の中に、中州に川島町という集落があるわけですが、
○渡辺(嘉)分科員 それでは承りますが、その処理場の施設をつくるその敷地は、御案内のとおり、木曽川の河川敷、遊水地帯でございますね。そこに堤防をつくりまして、そして堤防で囲って処理場をつくる、こういうことになっておるわけですが、この処理場にこれからいわゆる施設をおつくりになるわけですが、この施設をおつくりになるのに、堤防はまだできておらぬわけですね。
これが遊水地帯を流れておる水です。 今お見せいたしました写真は、昭和三十六年の室戸台風のときの大洪水のときに流れた写真でございます。これは二メートルから四メートルの水深を持ってここをごうごうと流れたわけなんです。これが堤防ができておりもしないのにそういう処理場の施設をつくって、もしも洪水が来たら、どうするお考えか。
○渡辺(嘉)分科員 先ほど緊急だ、こうおっしゃった、だから遊水地帯、河川敷にでも構築物を許可することがある、こうおっしゃったのですが、いつなのかはっきりしないのにどうして緊急と言えますか。まして堤防ができておらないところに土台をつくらせたり建物をつくらせたり施設をつくらせて、もしも洪水のようなものが来て、災害みたいなものはいつ来るかわからんですよ、それがぱっと来たときに流れたらどうしますか。
また洪水の場合、大雨の場合の遊水地帯の役割りも果たしている、防災避難地としても非常に重要だ。第三番目に、緑地保全、緑のオープンスペースという点でも改めて大きな失うことのできない価値が見直さなければならぬ場所だと思います。
いまお話を申し上げました国道三百六十八号に沿いまして、建設省が遊水地帯ということで上野北西部の恒常的な治水対策を行っていただいております。先ほども申し上げましたように、鍵屋の辻を中心にもう数百年水つきを繰り返しておりまして、これをなくすためには遊水地ということでやっていくのが一番いいということで、長年にわたって御努力をいただいております。